2019年6月23日開催の砲雷撃戦F-10にて頒布の「菊月カレンダー」に1枚参加します
主催はかんかぜさん(Twitter @k_thoroughwort )です。

その名の通り菊月しか載ってないカレンダーです。

さむね

当然日付も9月だけしか載ってないです。菊月カレンダーですから。
2019年から2024年の9月が載ってて自分は2021年9月担当です。

どうせ身内向けだろうと開き直って菊月提督の持ってる車から特に古い3台を並べました。 
大正産まれの菊月を元に平成に作られた艦娘菊月というキャラクターのカレンダーを令和で出すのだけど昭和が足りないので昭和の車をぶち込もうという訳です。後付けですけど。描きたかっただけです。
言うなれば全員9月担当なので正直に秋っぽいの描くとかぶりそうですし。車描きそうなのってじぶ…いやもう1人いるな。まあかぶったらかぶったで面白いですが。

あくまで背景なのでそれぞれフロントだけちょこっとした感じですが描いた車は下記3台。
全て菊月提督所有の実車がモデルというか写真撮らせてもらってそれ元に描きました

●1967年式 いすゞ ベレット 1500デラックス 4ドアセダン
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ベレットと言えばGTが有名だが、当時主流だった通常のファミリーカーモデル。ベレットはフルモデルチェンジされなかった一方マイナーチェンジを繰り返して長年製造された為、そのバリエーションは多岐に渡る。この個体は製造年数が短い異型角型2灯ランプ(いわゆるBタイプ顔だが車体自体はBタイプじゃない)の4ドアセダン。保安基準が緩い時代なので運転席すらヘッドレストがない。

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リアはおにぎりテールと呼ばれるワンテールタイプ。異型ライトとおにぎりテールの組み合わせは珍しいというか殆ど残存車両が無いのではないだろうか。2ドアクーペが目立つベレットだが4ドアセダンもリアドアの形状等スポーティなイメージ。
写真だと判り難いが現代の軽自動車と同じくらいの幅で現代の目でみるとかなり小柄。

●1971年式 日産スカイライン 1500デラックス 4ドアセダン
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スカイラインと言えばGTが有名だがry 当時のファミリーセダンモデル。搭載されるエンジンはプリンス自動車直系の4気筒1500ccエンジン。いわゆるショートノーズと呼ばれるモデルで、現存するハコスカとしては少数派。ベレット共々スポーツモデルのGTが生き残った一方ベーシックなモデルは逆に残存数が少ないようだ。

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またハコスカの中でも比較的初期のモデルで、6連デザインのワンテール等が特徴。
ベレットとは直接のライバルになるクラスだが、スカイラインは次々とフルモデルチェンジしていったので基本設計的には1世代後と言える。現代の車と比べると小さいがベレットと比べると一回り大きい。また安全装備に関する基準が次々と強化されていった時期でもあり、こちらはヘッドレスト等が装着される。
尚3台の中で唯一車検付き実働状態。

●1973年式 マツダ T2000 13尺
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オート三輪最終世代にして最大級の車両。小型三輪車には寸法の制限が無かったという盲点をついて産まれた長尺車。その荷台は4mを超え、オート三輪特有の小回り性能と相まって主に林業で後年まで重宝された。その特異な性能故同年代の商用車としては格段に残存台数が多く、実用車両として近年まで使われていたものも多い。この個体も平成初頭まで業務用に使われていた。

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既に受注生産に移行していた最末期車で、3台の中で最も年式が新しいが基本設計は1959年のモデルのエンジン拡大型なので最も古いと言える。古いとはいえ丸形ハンドルに水冷4気筒2000㏄エンジンと当時の4輪乗用車に対して引けを取らない構造にまで進化していた。また保安基準の強化で末期モデルではサイドマーカー、ヘッドレスト(写真では外されているが)等が追加されていっている。
尚フロントブレーキを破壊して引き上げた
個体なので絵は今回のカレンダー絵はその状態=前輪無し。

果たして2021年9月にこの3台は走っているのか!特に現状不動のベレットとT2000!